Top > 銀行が教えない外貨預金のカラクリ
銀行員の方が口が裂けても教えてくれないことのひとつに外貨預金は
外貨投資のなかでも最低に分類される資産運用だということがあります。
今でこそインターネットを使えば金利や手数料から外貨預金のシミュレーション
ができるので調べれば簡単にカラクリがわかるのですが、事前に調べない人、
数字の計算が出来ない人は
「大手で安心だから」
「なんとなく信頼がおけそうだから」
という理由で大手都市銀行で「
不利な」外貨預金をはじめてしまうわけです。
「外貨預金は銀行が得するだけで預ける側にはメリットが少ない金融商品」
といいきれる理由は3つあります。
・手数料が高すぎること
・自由に決済できないこと
・ペイオフの対象外であること
この3つの外貨預金のデメリットをひとつひとつ説明していきますね。
外貨預金の口座を銀行で開設し、円を外貨に両替するときには手数料が
かかります。
これがネットバンクの口座なら幾分安くなるのですが、銀行窓口となると
片道で1円以上の手数料がかかります。
例えば、手数料が1円ならば、1ドルにつき1円の手数料がかかるので
100万円を外貨預金するのであれば、1万ドル(1ドル=100円で計算)で
1万円の手数料がかかるということです。
これはスタート時点で「1ドル=100円」ではなく「1ドル=101円」という
不利なレートで取引されるということと同じですからすでにマイナスです。
手数料は「円→ドル」「ドル→円」と両替する2回とられるのでいくら
外貨の金利が高くてもこの異常に高い手数料のせいで金利の利息分
がほとんどがなくなってしまうこともあるくらいです。
これじゃ意味ないですよね。。。。
ホクホク顔なのは両替の手数料をとっている銀行だけということにも
なりかねないわけです。
外貨預金には2種類
・外貨普通預金(金利は低いがいつでも払い戻す事が出来る)
・外貨定期預金(高金利だが期間が設定されている。解約はペナルティ)
があります。金利を考えると定期預金にする人が多いかなと思います。
銀行では毎朝10時の時点の市場レートを元に仲値を決めて、その日は
そのレートに手数料分を上乗せした対顧客レートで営業します。
この対顧客レートはその日1日どんなに為替が動こうと変りません。
ということは午前10時に1ドル=100円だったのが、午後5時になって
1ドル=95円になり、この95円の時点で両替を頼んでも100円でしか取り
扱ってくれないというわけです。
市場は1ドル=95円で流通しているので銀行が決めたレートとは差額
が発生しているわけですがこの100-95=5円は全て銀行のものになります。
このように差額が銀行にとられるうえ、日本円に両替するときは手数料
も払うことになりますので、2重に不利な取引をしなければいけません。
普通預金をするとこういうことが起きます。
外貨定期預金の場合、満期までおろせない分、多少金利は高くなりますが、
満期がくれば、円に戻したくないレートになっていても強制的におろさなくて
はいけません。
利益も損失も銀行の都合が優先され、自分の判断で確定できないし、両替
するたびに手数料がのしかかるので踏んだり蹴ったりですよね。
外貨預金は預金といってもペイオフの対象外なので銀行がつぶれた場合
の元金は保証されません。
国内なら銀行が破綻してもペイオフのおかげで1000万円までは資金が保障
されますが外貨預金は国外のことになるので対象外になるわけです。
そのため取引した銀行か、外貨を持ってくれている外国の銀行が破綻
したら預けたお金のすべてが水の泡と化します。戻ってくることはありません。
2008年のリーマンショック以降、世界各地で銀行が国の管理下におかれて
いますが、これはつぶれてもおかしくない銀行が山ほどあるということです。
・ローンを組んで申し込んだ英会話教室が潰れた。
・留学資金を振り込んだけど、その留学斡旋会社が潰れた。
・教習所に30万円支払ったけど、免許を取る前に潰れた
こんなニュースが国内でもあるようですが、いずれも預けたお金は戻って
くることはありません。外貨預金も同じように預けた先が突然潰れてしまい
お金が返ってこないという可能性もあるわけです。
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